よく日本は「軟水」系が多く、ヨーロッパなどは主に「硬水」という話も聞きます。
水の「硬い」や「軟らかい」は含まれる酸化カルシウムの量に密接に関係していてミネラル分の中のカル
シウムとマグネシウムイオンの合計量を酸化カルシウムに換算したのもが「硬度」で、この数値が高いか
低いかによって区別しています。
硬水
水1リットルの中に含まれる酸化カルシウムの量を算出する方法は各国さまざまですが、日本では簡便
計算式という計算法が良く使用されており、計算で導き出された硬度の数値が301以上のものを便宜上
「硬水」としています。
「硬水」は、タンニンやカフェインが溶解しづらく食物繊維も硬くさせる性質もありますので、煮炊き料理や、
コーヒー、紅茶を入れるのには適さないようです。また、石鹸の泡立ちが悪いので洗濯や入浴にも不向き
です。ちなみに、「硬水」のヨーロッパや中国では、水を使わない炒め料理や少ない水での蒸し煮などが
発展し、水を使えないことからトマトやキャベツなどの野菜自身からでる水分を利用した煮物料理も特徴。
この分野では硬水101~300までの水を「中硬水」としています。
※硬度201以上を「硬水」とする分類もあります。
軟水
硬度の数値が100以下のものを「軟水」と呼び、日本の水は高度10~50くらいの「軟水」が多く、飲料
水、出汁を取る、煮炊き料理、お茶、コーヒーを入るには、「軟水」が良いとされています。
ちなみに、日本は古くから出汁文化で和食といえば似炊き料理が中心というのも良質の水のおかげ!?
・・・ということですかね♪^^
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それとぉ~ 話は変わりますが、、、
生まれて間もない赤ちゃんのいるお母さん!ミルクを作る際には、どんな水を使
用しますか? え??? 水なんて何でも良いんじゃないの? とお考えの方も実は
多いはず!? う~ん 『水道の水?天然水?それとも買った水?』 何だろぉ~?
ミルクにはミネラルバランスがよく含まれている為、使用する水にも十分な注意
が必要になってくるんです。
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もし、購入した水が硬水なのに気付かずに、その水を使用してミルクを作ってしま
いますとミネラル過多になる危険性が・・・。
つまり、硬水に含まれている豊富なミネラルは体の生育が未熟な赤ちゃんには、
あまりヨロシクないという理由からなんです。
そんな訳で、赤ちゃんの体に負担がかからないようにする為には、軟水を使用し
てミルク作りをする事が望ましいと言えるのです。 |
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◆まとめで~す◆
カルシウムやマグネシウムの含有率が高い水を「硬水」、低い水を「軟水」と呼んでいます。 |